ソファは自宅にいるとき最もくつろげる場所になりますが、そのためには寸法を正確に計ることが大切です。
寸法の測り方を間違えるとリラックスするための場所で窮屈な思いをすることになったりそもそも部屋に入らないということにもなりかねません。一般的には横幅と奥行きだけを測れば良いと考えられていますが、その二点だけでは正確なソファの寸法を測ることが出来ないのです。
特に、ソファ専門店のようなフルオーダーシステムを採用している店の場合は詳しい寸法が必要になるため測り方を覚えておくことは非常に大切です。
ソファの寸法を測るときは一般的なメジャーを使用します。市販されているもので十分ですが、大きいサイズのソファを測る場合は横幅が2メートルを超えることもあるためそれ以上の長さを測ることが出来るメジャーが必要になります。
測る箇所は6カ所あり、まずはソファを正面から見て幅と高さ、さらにシートワイドとシートハイを計測します。幅と高さは肘掛けや背もたれも含めたサイズのことで、メジャーをあてればすぐに測ることが可能です。
特に幅は設置したい場所に置くことができるか否かを判断する重要な要素になるので正確に測りましょう。続いてシートワイドとシートハイですが、これらは座面をメインにした測り方で肘掛けの内側から反対の内側までの長さがシートワイドになり、肘掛け部分を除いた実際に座ることが出来る箇所の幅です。シートハイは床から座面までの高さのことで、高すぎると座ったときに足をもてあましてしまうことになり低すぎると足が窮屈でリラックスできなくなってしまいます。
そして、今度はソファを横から見て測っていきます。このときは全体の奥行きとシートデプスと呼ばれる座面の奥行きという2カ所の寸法を測ることが重要で、設置場所や座る姿勢に大きく影響します。全体の奥行きは背もたれの厚さにも左右されるため実際に測ってみなければ正確なサイズが分かりません。
意外と大きいこともあり、設置場所によっては足を伸ばせないということにもなりかねないのです。シートデプスは一般的に全体の奥行きより長くなることが多く、これは座面が本体より少し前に出ていることが多いからです。
新たにソファを購入する際やトレスなどにオーダーする際はこの6カ所の寸法を測っておくと自分の理想通りのサイズになります。比較対象があると分かりやすいので普段使っている椅子のサイズも測って自分が最もリラックスできると考えられるサイズを見つけましょう。