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カウチソファとは?特徴や種類をまとめてみた【2021年最新】


ソファ選びの際に、「カウチ」という言葉をよく耳にすると思います。イメージとしては、足を伸ばして座れる大き目のソファという認識の方も多いのではないでしょうか。

そこで、カウチソファとはそもそもどのようなものを指すのかというところから、メリットや選び方のポイントまでたっぷりとご紹介していきます。お家にカウチソファが向いているのか、ぜひご参考にしてみて下さい。

カウチソファとは?

「カウチ」の意味

そもそも「カウチ(couch)」とはどういう意味なのでしょうか。「カウチ」とは、9世紀から14世紀にかけてフランスの北部で使われていた古フランス語の1つで、「横たわる」という意味があります。つまり、カウチソファは「横たわることができるソファ」を意味します。

背もたれに対して座面の面積が広く、寝転がることができるのが大きな特徴です。

一般的には、並んで座る部分と足を伸ばして座る部分があるL字型のものを指すことが多いですが、足を伸ばして座れるI字型のものもカウチソファのひとつで、厳密に形状が定義されているわけではありません。また、メーカーによっては、カウチソファのことを「シェーズロング」(フランス語で長椅子という意味)と呼ぶところもあります。

カウチソファとコーナーソファとの違い

L字型のソファといえば、カウチソファの他にコーナーソファがあります。違いはどこにあるのでしょうか。

カウチソファが「横たわることができるソファ」なのに対して、コーナーソファは「お部屋の角に置くことを想定したソファ」を意味しています。カウチソファは通常の座る部分とは別に、横になることを想定したスペースが設けられていることが多いのですが、コーナーソファには設けられていません。そして、コーナーソファは、部屋の角に置いたり、2つのスペースを分けるための仕切り代わりとして使われることが多いです。

カウチソファの魅力

カウチソファがどのようなものか分かったところで、取り入れるメリットについてご紹介していきます。

  • 幅広いくつろぎ方

カウチソファの最大の魅力は、その自由度の高いくつろぎやすさにあると考えます。通常のソファよりも座面に余裕があるので、ゆったりと足を伸ばして座ったり、寝転んだり、その時々の自分の一番楽な姿勢を取ることができます。

例えば、映画鑑賞をする際に、前向きのまま足を伸ばした状態でリラックスしながら映画を観ることができたり、体勢を変えたくなったら座面であぐらをかくこともできます。そのまま少し横になりたいときには、ベッド代わりにして寝ることもできます。こんなに自由度が高いと、ソファから離れられなくなりますね。このように楽な姿勢で自由に過ごすことができるので、長時間ソファでくつろぎたい方にはぴったりのソファです。

  • 人数を問わずくつろげる

ご家族やご友人とのくつろぎの時間を大切にするために、ソファを購入しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般的なソファに複数人で座る場合は、2~3人が横並びに座るのが限界です。一方、L字型のカウチソファの場合は、4~5人で座ることができるので、大人数であってもリラックスして過ごすことができます。

また、逆に少ない人数であっても程良い距離感が保たれるので、コミュニケーションがとりやすくなるメリットがあります。例えば来客の際には、お客様は背もたれがあるところ、もてなす側はソファの座面の長いところに座ることで、お互いの表情がよく見える配置になります。

  • インテリア性の向上

快適性はもちろんのこと、その贅沢な見た目からカウチソファに興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。ソファは家具の中でも面積が広く、目立つため、お部屋の中心的存在になります。カウチソファは一般的なソファと比べて、さらに存在感が増すので、自分の好みのものと出会うことができれば、お部屋の印象をさらにアップさせることが期待できます。

お部屋の印象を決めるといっても過言ではないソファ選びにおいて、こだわりのある空間のためにデザインから入るというのも一つの手かもしれませんね。

カウチソファの選び方やメンテナンス

カウチソファには様々な魅力があることがわかりましたね。
では、自分に合ったものを選ぶポイントはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

カウチソファの選び方

  • お部屋に合ったサイズを選ぶ

くつろぐことに最適なカウチソファも、お部屋にあったサイズでないとお部屋が狭く見えてしまう可能性があるだけではなく、その快適性も失われかねないので注意が必要です。カウチソファはソファの中でも座面が広いため、幅や奥行きともに広いスペースが必要になるということを念頭に設置可能なサイズを事前に確認し、使う人数やライフスタイルに合わせたタイプを選ぶことが重要です。

ここでコンパクトなタイプのものをご紹介いたします。

1~2名の少人数で使用する場合には、ワンアームカウチソファがおすすめです。狭いお部屋でも圧迫感なく、足を伸ばして座ることができます。また、お友達が遊びに来たときは簡易ベッドとしても利用することが可能です。

 

狭いお部屋には、ワンアーム1Pソファとワンアームカウチソファを組み合わせたコンパクトなものがおすすめです。

 

  • 人をもてなす場には不向き

カウチソファはもともと横になってくつろぐためのソファであるので、ヨーロッパではお客様をおもてなしする場にカウチソファがあると、失礼に値すると言われています。日本ではあまり考えることはないかもしれませんが、やはり応接間などのかしこまった場に向いていないことは確かです。カウチソファはリビングや寝室などのプライベートな空間に向いているソファと言えるでしょう。

  • 座面の深い方は壁際や窓際に配置

座面の深い方を通路側に向けた場合は、回り込まないとソファに座れなくなってしまいます。したがって、一般的には座面の深い方を壁際や窓際に向けることが多いです。こうすることで、回り込むことなくすんなりと座ることができますね。肘の位置を変更することができないものが多いので、購入を決める前に、サイズはもちろん、ソファの向きや配置についても確認しておくと失敗はなくなります。

メンテナンス方法

大切なソファをより長持ちさせるための日々のメンテナンス方法を確認していきましょう。

カバー
・日常的にほこりや細かいゴミはこまめにとるようにする
ソファには一見目立たなくても、生地の表面には案外ゴミが付いているので、生地を傷めないように粘着を弱めて、軽く行うといいでしょう。粘着クリーナーでコロコロであれば、掃除機が使えない時間帯や来客前にも手軽に行えますね。

・掃除機で吸い取る
コロコロである程度のほこりやゴミは取れているので、掃除機を使って、布地に絡んだゴミを吸い取ります。

・カバーリングタイプはクリーニングを
中には汚れがひどい場合はカバーを外し、クリーニングに出せるものもあります。ドライクリーニングのみ対応など生地によっては注意が必要なので、必ず洗濯表示には従うようにしましょう。カバーが縮むと、元に戻せなくなる恐れがあるので、ご自宅でのお洗濯はおすすめしません。

クッション
羽毛が入っている座面や背もたれ、クッションは、毎日使用していると、型崩れを起こします。これは羽毛が人間の体に添って、体重を受け止めてくれているためです。日々気になってきたタイミングで、軽くたたいてあげると、空気が送られそれだけでもふっくらとした状態をキープすることができます。月に一度は、カバーを開けて、たっぷりと空気を含ませ、中材の形を整えてあげるとよいでしょう。

高級でおしゃれなカウチソファが人気

それでは、ここでおすすめブランドにどのようなカウチソファがあるのか見ていきましょう。

高級でおしゃれなカウチソファをご紹介【NOYES】

まず、はじめにご紹介するのが、ソファ専門店のNOYESです。ひとつひとつ職人さんの手により名古屋の工場で作られている国産のものとなっているので安心して使用することができます。ローソファやスタイリッシュなデザインのDecibelシリーズや、コンパクトなサイズ感が人気のColtileシリーズなどがあります。

スクエアな意匠がまとまり感を出す【Decibel Standard 2人掛けカウチソファセット】

シンプルなデザインとスクエアな意匠が特徴のDecibel Standard 2人掛けカウチソファセット。
低めの座面と背もたれで、カウチソファであっても空間を広く見せてくれる効果があります。また、座面が低い分、しっかり体を支えられるように座面は硬めの仕様になっています。こちらのカウチソファセットでは、アームテーブルが標準装備されているので、サイドテーブルの代わりに飲み物を置いたり、小物を置いて置くこともできたりと便利な仕様です。

・低く、広く、かっこよくを体現した【Decibel C4 ワイド3人掛けカウチソファセット】

「低く、広く、かっこよく」がテーマのコンセプトライン「Decibel」の中でも、最も座面が低くワイド感があるDecibel C4シリーズのカウチソファ。高さがそんなにないことから、幅が広く奥行きが深くても圧迫感がありません。程よい弾力がある硬めの座り心地ですが、背中に付属の羽毛クッションを当てれば、背中をふんわりと支えてくれます。

・アシンメトリーな背もたれでゆったり広々【Cortile カウチソファセット】

Cortile カウチソファセットは、アシンメトリーなフォルムが魅力的なカウチソファ。
開放感があるだけでなく、コンパクトな設計になっているので、マンションや狭小住宅のリビングにもぴったりです。アームレスタイプのソファなので、リビングとダイニングの境目においても、空間に一体感を持たせることができます。座面は、ずっしりとした安定感のある座り心地になっています。

高級でおしゃれなカウチソファをご紹介【TRES】

最後に、おすすめBEST1のソファ専門店TRES(トレス)のカウチソファを見ていきましょう。TRESはソファづくりを熟知した専門のデザイナーが全商品のデザインを担当しており、企画デザインから製造出荷に至るまでの全工程を石川県の自社工場で行っています。他社にはできない特徴として、デザイン、サイズ、座り心地を含む全ての仕様をお客様のご要望に合わせてフルオーダーで製作することができるところです。これなら、カウチソファのような大きなソファでも、お家に合わせたジャストサイズで製作できますし、座り心地で失敗するということもありませんね。

・広々とした座面で自由なくつろぎ方を叶える【GRVA

TRESで圧倒的な人気を誇っているのがGRVAです。奥行き110cmと広々とした座面が特徴で、あぐらをかいたり、寝転んだり、様々なくつろぎ方ができます。さらに背中のクッションを移動させることで、くつろぎ方の幅がさらに広がり、自分の好きな体勢を見つけることができます。座面はフェザーと高密度ウレタンが織りなす安定感のある座り心地が魅力的で、長時間座っていても疲れることはありません。モダンなデザインもさらにお部屋を洗練させた印象に変えてくれることでしょう。

・抜け感のあるデザインが特徴の【HOM

L字型にしても、低めの背もたれとボディを極力薄くすることで、空間に圧迫感が出さずに抜け感を作り出しているのがHOMです。抜け感があれば、サイズの大きなソファを置いても、お部屋を広く見せてくれますね。座面を張りの違うウレタンを重ねて厚めに仕立てることで、「ボフッ」とした贅沢な座り心地を実現させています。アームレスとワンアームの組み合わせは、オープンな雰囲気があって、家族の憩いの場になること間違いなしです。オプションの背クッションを使うことで、よりゆったりくつろぐことができるようになります。

・表情豊かでコンパクトな【TRES-A

コンパクトなサイズ感にカラフルなピロークッションが楽し気なソファのTRES-ATRESでは160種600色という生地の中からお好きな生地を選ぶことができるので、ソファもクッションも自分の好きな組み合わせを考えることができます。背もたれやアームは低めに設計されており、圧迫感がないことはもちろん、バックに腰掛けたり、横から座ったりと全方位から座れるのも特徴です。オールウレタン仕様の座面はもっちりとした座り心地がやみつきになります。憧れのカウチソファを気負いなくお部屋に取り入れることができるそんなソファです。

まとめ

カウチソファは、横になることができるように座面の広いソファのことをいいます。足を伸ばしたり、横になったりと、普通のソファと比べてゆったりとくつろぐことができるのが特徴です。一言でカウチソファといっても、サイズや仕様は様々なので、カウチソファの魅力を最大限引き出すためにも、お部屋のスペースやライフスタイルに合わせ、自分に合ったものを選ぶことが必要になってきます。
もし自分に合うものがわからない場合は、専門店に相談することをおすすめします。